各部の呼び方【らんちゅうの予備知識】

各部の呼び方をご説明いたします。

らんちゅう各部の呼び方

らんちゅうには、各部に以下のような名前がつけられています。

らんちゅうの容姿を表す言葉

ランチュウの容姿を表すとき、この世界特有の専門用語が使われます。

図に示した体の各部の名称のほかにも、次のような言葉が用いられています。

【頭部】
「あたま」ではなく、「かしら」と呼びます。金魚のなかでも、らんちゅうに特徴的な部位です。
・芸者さんの髪型を想わせる「ビン張頭(びんばりがしら)」、
・頭の上の肉瘤が発達した「と巾頭(ときんがしら)」、
・竜の顔を思わせる「龍頭(たつがしら)」、
が今日の主流となります。

また、「頭付きが深い」とか 「エラが深い」などといい、
鼻こぶを「フンタン」と呼んだりします。

【尾部】
尾はらんちゅうのなかでも重要な容姿の一つです。
「尾のかまえ」がよいとか「尾の振り込み」がよいなど、
尾に関する言葉も多くあります。
その他にも、
・「尾さばき」、
・「裾(すそ)さばき」
・「裾味」
といった泳ぎ方を表す用語もあります。
また泳ぎ方や泳ぐ姿勢を合わせて「調子」といい、「調子のよい魚」などと使います。

【背部】
背部の形は「背なり」と呼び、
・背なりの長い魚を「長手」、
・短く丸みの強い魚を 「丸手」、
といいます。